障害児も通える公立校 in オタワ

今日はオタワ周辺の小学校の事について書きます。

 

カナダの学校は州によって始まる時期が違いますが、オタワ周辺エリアの

学校は基本9月6日から新年度が始まります。

子供達は日本と同じで基本は学区内の学校に通いますが、

日本と違い選択肢があって、

公立校、

カトリック校、

フランス語系イマージョンの公立校、

フランス語系カトリック校と

あってその中から選んで通います。

これ、全部無償の学校です。教科書代も払いません。

ただ、公立校以外は入学の条件があります。例えば

カソリック校の場合基本両親のどちらかがカソリックでないと入れません。

フランス語イマージョンは、授業がほぼフランス語になり、

入学時期も幼稚園か小学校4年生での編入しかできません。

フランス語系カトリック校は当然ながら親がフランス系でないと入学できません。

そして学年の数え方も日本と違います。

例えば2008年6月生まれの次女の場合は、日本の学年では

小学校2年生ですが、こちらの学校では、今年9月より小学3年生になります。

こちらでは一学年の区切りは同じ年の1月から12月までを一学年と捉えているので

2007年一月生まれの長女の場合は一個学年が下がり

今年9月より小学4年生になります。

さて、今日は私の長女ありちゃんの通うGeorge Vanier Catholic School

に行ってきました。

 

何故カソリックの学校かというとそちらの方が学校が予算を持っているので

障害児の子供達が充実した教育を受けられるそうなんです。

ところで私の長女ありちゃんの障害についてですが、

彼女はモワットウィルソン症候群という遺伝子の病気にかかっています。

10万人に1人の確率で起こる大変珍しい病気です。

ありちゃんは、新4年生になった今も歩行は可能ですが、排泄のコントロールが

難しく未だにおむつを履いていますし、手先が不器用なので

食事も手で食べるような簡単な軽食以外は

誰かの介助が必要です。

私たちはカナダに来る前カナダの養護学校について調べてきましたが

こちらでは、よっぽど肢体不自由など重篤な障害がない限りは、

健常児も障害児も同じ学校に行くのが普通だと知りました。

日本の場合、身辺自立が出来ていない子は普通は公立学校の中にある

特別支援学級には入れません。

実際のところありちゃんも日本に居たころ特別支援学級には入れませんでした。

それが、姉妹同じ学校に行ける💖

本当に嬉しかったし、障害児がいてもいいんだ、受け入れらたんだと

それだけで嬉しくなりました。

でも、ただ通うと行っても通学バスで行ってもそっから一人でお教室には

いけないし、普通の勉強はもちろんできないし、誰かにトイレに連れてって

もらったり、食事の世話もしてもらわなければならない。。

どうしよう。。( ;  ; )

と思ったら、学校にはEducational assistantという人がいることを教えてくれました。

学校全体では、4.7人(パートが0.7人)いて、それぞれの障害に合わせて

介助してくれるそうです。ラッキーなことにありちゃんは一日つきっきりで

そのEducational assistantをつけてもらうことになりました。

こちらが、ありちゃんのEducational AssistantのMs.Bさん、

image

かなりベテランの先生でこの道何十年の方だそう💖

親の私よりしっかりしてそうで頼もしい。本当に安心して帰って来れました。

ありちゃんも早く学校に慣れてもらえると嬉しいです。

ちなみに、オタワの学校のランキングが分かるサイトがあり、

これを見れば子供がどこの学校に行った方が良いか、また学校ごとの

障害児の割合もわかります。

オタワ小学校ランキングのサイトです。

Fraser Institute - School Ranking

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