辛島美登里の女子Cafe with 死生学研究の小谷みどりさん講演

こんにちわ、悦子です。今日はお知り合いのご近所の方に連れられて

辛島美登里の女子Cafe

に行ってきました。実はお知り合いの方と同じマンションに住んでいる辛島美登里さん、前々から何かイベントかコンサートあったら声かけるねーと言って下さっていたのですが、今回お声がかかりこちらのイベントに参加してまいりました。この女子カフェとは名前にもあるように、参加者全員が女子で今回は第3回目の試みなんだとか、そして今回はゲストに

死生学を研究されてる小谷みどりさん

を迎えての講演と辛島美登里さんの弾き語りによるコンサートがありました。今回残念ながら中は撮影できなかったのであまり写真はないのですが、早速有楽町にあるニッポン放送に行ってきました。

日比谷の駅から近いのですがちょっと分かりにくい所にありまして、なんとかニッポン放送の前に着きました。わたくしマスコミとかとは縁遠い生活をしているのでニッポン放送などというとこに行ったのは初めてでちょっとドキドキしました。

今回の会場はニッポン放送のイマジンスタジオというところでしたが、こちらの会場は地下一階にありました。ちなみに

チケット値段5000円、当日券5500円

でした。地下では

辛島美登里さんのCDや今回ゲスト出演される小谷みどりさんの書籍も販売していました。

会場は16時半からで17時から講演がスタートしました。まず最初に小谷みどりさんによる講演が1時間ほどあり後半は辛島美登里さんのピアノによる弾き語り最後に小谷みどりさんと辛島美登里さんのトークショーと質問コーナーが設けられていて全ての講演が終わったのは、19時半頃でした。

行ってみた感想としては、とにかくこの死生学の研究をされている小谷みどりさんのトークが面白かったこと。実は小谷みどりさん旦那さんが8年前に突然寝ている間に心臓発作を起こしてご本人は一夜にしてバツイチならぬ没一になってしまったとのこと。多分旦那さんが亡くなったときは相当辛かったとは思うのですが、とても明るくお話されていたのが印象的でした。そして講演の中で小谷さんはいつかは誰にでも来る死についての話、その時に向け

先延ばしにせず生きているうちにやりたいことをやっておくべき

と言うのを特に力説されていました。毎日楽しいことがあって、それが積み重なっていけば、明日ぽっくり行っても後悔はないからなんだそうです。小谷さんのお話によるとよく余命宣告を受けた人はそれから残された時間は旅行に行きたいとか美味しいものを食べたいとか言うそうなのですが、実はそれは理想であって実際はそうなってからは満足に美味しいものも食べられないのが現実で、旅行なども酸素ボンベをつけてとかだと大変だし、旅行も満足に楽しめなくなるくらい体は弱っているらしいです。またお話を聴いて驚いたのは、今

全体の8割くらいの女性が80歳まで生きる時代

なんだそうで、そうするとその時逆算すると子供も相当な年齢になっているので、老老介護は避けては通れず、ある人の例だと親子で認知症になり、親よりも子供の認知症が進み子供がもう親を認識できないレベルになってしまい、親が子供の面倒を見ると言うことにもなってきているらしいです。実は私の周りは持病があったり病気がちな人が多いし、母は71歳で亡くなったのでそんなに多くの女性が80歳まで生きるとはにわかに信じがたかったのですが、これが事実だとしたら

年老いてももう家族には頼れない時代に来ている

と言うことなのです。ですから、小谷さんは講演の中で遺書を書くことはとっても大事なことだとおっしゃっていました。もし自分が最後の1人になるか最初に亡くなるか分からないけれども、いずれの場合も銀行口座の番号や暗証番号、そのお金をどうするのかについて書いておくのはもちろん重要なのでしょうが、

自分の感謝の気持ちを遺書にしたためる

と言うのは残された家族にとってとてもいいことだとおっしゃっていました。私も自分の生活を振り返ってみて、旦那や子供達に感謝を述べることも最近は少なくなっていて、しかも私の年齢(45歳)だとまだまだ死は遠いものだと思っていたけれども、欧米ではかなり若い年齢で遺書を書いておくのが普通なんだそうです。あのマリリンモンローやマイケルジャクソン、ホイットニーヒューストンなども若くして亡くなったのに遺書がちゃんとあったのだそう。なので遺書を早い段階で書くことがすごい大事なんだなと言うことをすごく感じました。それから遺影はどの写真が良いのか死ぬ際は延命して欲しいのかどうかまたどのお墓に入りたいかなどなど色々死ぬ前にすべきことがたくさんあるらしく。。それを聞き、自分自身についても焦ったのですが、私よりもまずもうすぐ80になる父の意思確認をちゃんとしなければいけないと改めて思いました。今日のトークショーはちょっと重たいテーマで正直気分が多少凹みましたが、ちゃんと向き合わなければいけない問題だなと身が引き締まる思いになりました。また、物を残しておくと後で残される人が困るので、うちはいつも家はぐちゃぐちゃなんだけどそろそろ断捨離でもしないとなーとちょっと焦りました。

そしてその後行われた辛島さんの弾き語りのコンサート、辛島さんの歌の方はCDでも聴いたことあったけれどもやはりヒット曲の『サイレントラブ』がめちゃくちゃ良かったです。CDなんかで聞くよりずっと

辛島美登里さんの声というか歌が上手い

のに改めて気づかされました。しかもピアノの鍵盤あまり見ずに歌っていたので、ピアノの演奏技術もすごいなと思ってしまいました。透明感のある癒し系の声しかし観客の心を揺さぶる声はは一体どこから出てくるのか?しかももうすぐ60歳なのに松田聖子みたいに年齢不詳で可愛らしかったのがめちゃ羨ましかったです。私もあのように年が取りたいものです。。。

ちなみにこちらが小谷みどりさんの本です。今日は時間がなかったけど今度じっくり読んでみたいです。明日から悔いのないように1日1日楽しんで生きて行こうと思います。

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