こんにちわ、悦子です。さてさて今朝は東京の朝の気温は7度と東京でも冬の訪れを感じるような天気となりました。極度の寒がりの私には嫌な季節が到来しました。さて、そんな私ですが約半年くらい前から足の付け根が痛く走ったりすると特に左側の足の付け根が痛く、その後びっこを引いてしか歩けない状態が続いていました。実はこの症状が始まったのは、カナダに住んでいたころでカナダでは医療システムの機能上なかなか専門医の方に見てもらう機会がなかったので、カナダ在住時はそれこそ理学療法士などにも通っていたのですが、症状が改善するでもなくその後は一時運動を停止して、ずっとだましだまし生活をして来ました。しかし今年の8月に日本に帰国することが決まりこのまま一生走れなかったり、スポーツが出来なかったりするのは絶対嫌だと思い近所の整形外科や街の婦人科や血液内科などありとあらゆる病院を訪れたのですが、レントゲンとか撮ってみてもやはり原因は分からずモヤモヤした気分でずっといました。しかし、今回慶應大学病院に通って今までのことがようやくスッキリしました。今回はこの病気の判別のためにMRIとCTを撮影したのですが、その画像によると左側の卵巣を取り巻く血管の一部が膨張して形が変形しているのが見て取れました。この病気はなんらかの原因により静脈血管がうまく機能しなくなり、血液がそこに溜まって血管が膨張して変形してくるのだそうですが、そのことが原因で私のように痛みを発症したりするんだそうです。
確かに画像を見てみると、左部分の血管だけ明らかに拡張してるのがわかりました。ちなみに病名は
骨盤内鬱滞症候群
というそうで、日本ではあまり症例の少ないレアな病気だそうです。ちなみに私の先生も今まで診療して来て初めて見たと言ってました。先生曰く学会レベルで発表するレベルなんだそう。ラッキーと言って良いのかどうか。ただし、普通の先生では知識があまりないので、本当は日本にも患者さんがもっといると思われるのですが、ちゃんとした診断が下りてないのが現状なんだとかとりあえず最初は漢方薬で
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
というお薬を飲んで、血行循環不良を直していくみたいです。ネットで調べてみたら、この漢方薬シミにも聞くみたいです。そしてどうやら冷え性にも効くらしい、、持論でしかありませんが、思うに私の場合冬が長いオタワで数年過ごしたことで冷え性が悪化し、発症したような気がします。ちなみにこちらの病気、英語ではPelvic Congestion Syndromeと言いますが、わりかし欧米では一般的な病気なようです。ただし3ヶ月漢方薬飲んで治らなかったら、日帰りの手術でももからカテーテル刺して血管を潰す手術をするそうです。最悪手術にならないようこれから少しづつ漢方飲んだり体を冷やさないようにして過ごしていこうと思いました。皆さんも、鼠蹊部の痛みを感じたらそれは股関節の痛みではなく私と同じ病気の可能性もあるかもしれません。痛みは走ったりして血流が良くなると痛みが増すので、もし同じような人がいたら紹介状を書いてもらってお医者さんに見てもらうことをお勧めします。
骨盤内鬱滞症候群(Pelvic Congestion Syndrome)
海外の文献(の方が詳しかったです)
海外生活かれこれ14年これまでフィリピン、中国、シンガポールに在住していました。2016年8月よりカナダオンタリオ州オタワに在住。2018年に日本帰国。現在は主にモワットウィルソン症候群に関してや障害児情報、発達障害、レストランや美容情報を発信中
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